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静岡市葵区御幸町にある、文化施設のサールナートホールです。 三階には、静岡シネ・ギャラリーも併設しています。 いろいろな催し物、映画を上映しています。

映画上映情報 “福”支配人

GG賞主要3部門受賞『6才のボクが、大人になるまで。』

どうもシネ・ギャラリーの“福”支配人です。
(以前のブログに加筆し、再度アップいたします)

今日は、新作公開情報ではなくピックアップです。
リチャード・リンクレーター監督最新作『6才のボクが、大人になるまで。』
3/14(土)~3/27(金)再映することが決定しました!

『6才のボクが、大人になるまで』再映期間】
≪3/14(土)~3/20(金)≫①10:20~ ②14:30~
≪3/21(土)~3/27(金)≫①14:30~

『6才のボクが、大人になるまで。』公式WEBサイト…http://6sainoboku.jp/
GG賞主要3部門受賞『6才のボクが、大人になるまで。』
詳細は公式WEBサイトをご覧いただくとして、本作は予想通り
今年度のアカデミー賞レース(しかも主要部門に)に絡んできました

すでに、第64回ベルリン国際映画祭では
監督賞(銀熊賞)を受賞(2度目)してますが、
ここへきて続々と受賞結果が出てきています。

アメリカ現地時間の12/7発表ですと…
ロサンゼルス映画批評家協会賞
作品賞、監督賞、主演女優賞、編集賞の4部門受賞

ボストン映画批評家協会賞
作品賞・監督賞・アンサンブル演技賞・脚本賞・編集賞の5部門受賞

ちなみに、両映画賞ともに最多部門受賞の快挙です。

さらに、ニューヨーク・オンライン映画批評家協会賞では
トップ10作品・作品賞・監督賞・助演女優賞を受賞、
英国インディペンデント映画賞でも外国映画賞を受賞しています。

また各海外誌が発表している今年のベストムービーランキングでも、
エンパイア誌、ローリングストーン誌、サイト・アンド・サウンド誌など
有名誌で1位に選出されているとのこと。

もちろん映画賞が全てではないのですが、
とにかく世界的な賞レースでは圧倒的な強さをみせてます。

アカデミーの前哨戦といわれる第72回ゴールデン・グローブ賞の主要5部門ノミネート
そして見事に主要3部門(作品賞・監督賞・助演女優賞)を受賞しました。

[参考サイト]AXN「第72回ゴールデングローブ賞結果」
http://axn.co.jp/program/goldenglobe/72thgoldenglobe_01_001.html

たまたま日本公開は11月(当館は12月)でしたが、
アカデミー賞発表(日本時間2/23)にご期待ください。


本作は6歳から12年かけて成長する少年が主人公ですが、
原題『Boyhood』(=少年時代)とあるように、
本当の主人公は「時間」そのものかもしれません。


【補足】
ソウル出身でBFI(British Film Institute|英国映画協会)のメンバーで、
映画監督の特徴的カメラワークを捉えたモンタージュシリーズを
制作しているKogonadaという映像作家がいます。

彼はタランティーノやキューブリック、小津安二郎やウェス・アンダーソンなど
特定の映画監督の傾向をシリーズ化し、オンラインで発表しています。

彼の作品の中の『Linklater // On Cinema & Time』という
視覚的なエッセイみたいなモノがあります。
映画において「時間」ということを考えた時に、トリュフォーの
「アントワーヌ・ドワネルシリーズ」を抜きにはできないと思いますが、
そのモンタージュも使用されています。

ひとつの作品としての魅力もあるのですが、リンクレーターの
作家性に対する批評的な部分を感じられるショートムービーです。

もしよければ『6才のボク~』をご覧になる前に、以下コチラを見ていただければ、
本作のスパイスになるのではないかと思います。
(英語がわかればもっと楽しめる作品だと思うのですが、
“福”支配人は英語に乏しく楽しみきれていないような気がします…)

[参考サイト]Vimeo.com kogonada『Linklater // On Cinema & Time』
http://vimeo.com/81047160
















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Posted by サールナートホール 静岡シネ・ギャラリー at 11:59

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