eしずおかイベント情報

サールナートホール&静岡シネ・ギャラリー

静岡市葵区御幸町にある、文化施設のサールナートホールです。 三階には、静岡シネ・ギャラリーも併設しています。 いろいろな催し物、映画を上映しています。

新着イベント情報

【重要:ブログ移転のお知らせ】

【ブログ移転のお知らせ】

今後のブログ投稿は、noteに移転することとなりました。

↓移転先
https://note.com/sarnathhall


これからもサールナートホールや、静岡シネ・ギャラリーの情報・お知らせ、スタッフブログを、新しいブログ先にて投稿してまいりますので、是非フォローお願い致します。

今後ともサールナートホール/静岡シネ・ギャラリーを何卒宜しくお願い申し上げます。


サールナートホール/静岡シネ・ギャラリー

Posted by サールナートホール 静岡シネ・ギャラリー at 14:58

【開催中止】2021/8/28 健康学講座 中止のお知らせ

明日、2021/8/28(土)に開催を予定しておりました、健康学講座~気功~ですが、新型コロナウイルスの影響により、中止とさせていただきます。

次回開催の予定はまだ決まっておりません。
決まり次第告知いたします。

ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒宜しくお願い申し上げます。


サールナートホール

Posted by サールナートホール 静岡シネ・ギャラリー at 11:14

『少年の君』 痛みをともなう愛、最後まで見届けられますか? 

みなさん、こんにちは。
ミニーです。

私の2020年度ベスト1作品『少年の君』が上映中ですemoji02
あらすじは公式HPでご確認ください。 →コチラ

久しぶりに作品紹介をしようと思い書き始めましたが、全く進まず。。
思い入れが強すぎて、好きすぎて、、、今も泣きそうです。。

こんな痛みのともなう純愛ラブストーリーを語ろうなんて無理。
ただ、観て、泣いて、二人が描く未来に思いを馳せてほしい。
そんな感じです。

どうしようもできない日々を過ごす中で、限界があることも、無力なこともわかっている。
だからこそ、自分の信じる道をただ進むしかない若者たちが、胸を打ちます。

あらすじを読んでいただければわかると思いますが、
本作はいじめをテーマのひとつとして描いています。
チェン・ニェンを演じたチョウ・ドンユイのメンタルが心配になるほど、いじめのシーンは酷です。
加害者、被害者どちらにもなり得るということ、そしてその結末をきちんと描くことで、
いじめは現実なんだということを実感させられます。

また、受験戦争、格差問題も描かれています。
どれだけ、精神的にも肉体的にもつらい現実を生きているのかと、胸が痛みます。



そんな中、大人たちは正しい道を進めと言います。

私は、ある大人がどうしても好きではありませんでした。
その大人は、チェン・ニェンを守り、助け、正しいことをするよう導きます。

その大人の行動は間違っていません。しかし、チェン・ニェンの細くて小さくて、震える背中を目にしたとき、私はその大人のした事が本当に正しいことなのか、すぐに納得できなかったというか、少しモヤモヤしたものがありました。

  (私の心の声)「チェン・ニェンだって自分がすべきことはわかっているんだよ。だけど、きっとそれだけじゃないんだよ―!!」

みなさんは、どう思われるのでしょうか?

また泣きそうです。。。

常にチェン・ニェンの後ろを歩き、「僕が君を守る」と言ったシャオベイ。
そんなシャオベイに「いつか並んで表通りを歩けるよ」と笑ったチェン・ニェン。



チェン・ニェンの願いが叶うといいなface01
一緒に並んで歩く二人を想像しただけで、また泣きます。。。

きっと何度観ても、泣きます。
それくらい、心に響いた作品でした。

是非、みなさんにも観てほしいと思いますemoji01

上映期間・時間は、当館HPでご確認ください。→コチラ

みなさまのご来場をお待ちしております。



P.S. デレク・ツァン監督の前作『ソウルメイト/七月と安生』も大好きな作品です。
主演の一人をチョウ・ドンユイが演じています。
こちらも素晴らしい作品ですので、是非観ていただきたいですemoji01

私、チョウ・ドンユイさん好きなんですface02
本当に素晴らしい女優さんだと思います。
デレク・ツァン監督との3作目に期待したいです!!


Posted by サールナートホール 静岡シネ・ギャラリー at 11:15

この運命から、目を逸らさない――。 『ドライブ・マイ・カー』

舞台俳優で演出家の家福(西島秀俊)は妻で脚本家の音(霧島れいか)と充実した生活を送っていたが、家福が外出から帰ってみると、音が意識不明で倒れており、そのまま亡くなってしまう。家福は音のある秘密を掴んでいたが、それは解決されないままとなった。2年後、演劇祭の演出家として家福はチェーホフの「ワーニャ伯父さん」の上演準備のため広島に赴く・・・



村上春樹の短編「ドライブ・マイ・カー」を原作に同作収録の短編集「女のいない男たち」から設定やストーリーの一部を取り込んで映画作品としたもの。
原作をもとにした映画を観る場合、原作を読んでから観るか、観てから原作を読むか、という問題は常につきまとう悩ましい問題です。
ノーベル賞に手が届くかも?という著名な作家の原作であればなおのこと。
とはいえ、この作品についてはまず原作を読んでから観た方が良い、と私は断言してしまいたい。
物語のキモでもあるので、詳細は書きませんが、メインとなる「ドライブ・マイ・カー」に付け加えられた要素のウェイトは予想よりも大きく、原作を読んでいてもネタバレとはならないこと、「ドライブ・マイ・カー」以外の短編から取り込まれた要素が本編でどのように顔を出すのか興味深く観ることができること、更にその融合が予想を大きく超える形で物語が発展していくところを堪能できるからです。
これが原作未読だと、この3時間にも及ぶ作品のどこに上記のそうした工夫の成果が現れているのか知る楽しみはスポイルされてしまいます。
なにより村上春樹の文章はふわっとした文体の中に独特の比喩表現や物語の深淵に読者を引き込む吸引力が素晴らしく、やはりまず文学として堪能することが、この作品を一粒で二度美味しい体験に繋がると思うのです。



映画で肉付けされたもののなかでとりわけ大きなウェイトを占めるのがチェーホフの戯曲「ワーニャ伯父さん」。
家福が上演しようとしている「ワーニャ伯父さん」は多国籍の俳優による多言語演劇(観客は背景の字幕でセリフの内容を知る)で、その読み合わせの場面、また、家福が移動中のクルマの中で聞くカセットテープの中身がそのセリフ、という結構な濃度で登場します。
これが感情表現を排した棒読みで、これはいったいどういう意味をもつのか、家福(=濱口監督)の意図を量りかね、少々退屈と思う人もいるかもしれませんが・・・そこはひとまず我満してセリフをよく聞いて戴きたいところ。



この「ワーニャ伯父さん」に纏わる部分以外にも、原作との違いは意外に多くあります。
原作では家福があまり売れない俳優であることや音が人気女優であること、音と過去に繋がりのある若手俳優の高槻(岡田将生)やドライバーの渡利みさき(三浦透子)に肉付けされたキャラクター像、また家福の車のSAAB900が黄色のコンバーティブルから映画では赤のキャンバストップに変わっていることなど、少ないとはいえない細部設定の変更以外に、物語の進展そのものが独自の世界を築いていくことです。
その内容は観てのお楽しみなのですが、この原作と映画の違いこそ、この映画の見どころでもあるのです。



原作のイメージを生かし、プロットや設定を大きく変えずに忠実に再現することを目指すのか、それとも内容の改変を厭わずに独自の世界を描くのか、その方向づけは製作者の専権事項かと思いますが、後者を選ぶ場合はそれなりの覚悟と技量を要することは間違いないと思います。
この長大な映画で、独自の境地を拓きながら観客を未開の領域に連れていく濱口監督の驚くべき物語は、村上春樹の「ドライブ・マイ・カー」であるのと同時に濱口監督の「ドライブ・マイ・カー」でもあるのです。
一つの作品を再構築して新たな魅力を引き出す驚き、原作の持ち味とオリジナルな要素の共存のすばらしさこそ、この作品の最大の魅力であると思いました。
カンヌでの脚本賞受賞もむべなるかな、と納得しないわけにはいかないのでした。


『ドライブ・マイ・カー』
2021/8/20(金)~9/9(木)迄上映予定

2021/8/20(金)~8/26(木)
①10:30~13:35
②13:50~16:55
③18:00~21:00

2021/8/27(金)~9/2(木)
①10:20~13:25
②13:55~17:00
③18:00~21:00

2021/9/3(金)~9/9(木)
時間未定
決まり次第掲載

Posted by サールナートホール 静岡シネ・ギャラリー at 15:44

緊急事態宣言下での営業について

 令和3年8月17日、新型インフルエンザ等対策特別措置法第32条第1項に基づく緊急事態宣言を受け、政府対策本部の基本的対処方針に基づき、当館サールナートホール/静岡シネ・ギャラリーの営業を以下の通りといたします。皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。

【実施期間】
令和3年8月20日(金)~9月12日(日) 予定

【実施内容】
営業時間を21:00までとする。
各劇場の収容人数を50%で営業する。
※当館は全席自由席ですが、お客様同士の間隔を空けてご着席ください。
※ご鑑賞の際はマスクの着用をお願いいたします。


今後ともサールナートホール/静岡シネ・ギャラリーを何卒宜しくお願い申し上げます。

Posted by サールナートホール 静岡シネ・ギャラリー at 10:47

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サールナートホール 静岡シネ・ギャラリー
静岡市葵区御幸町のサールナートホールです。定期的に演奏会、講座などのイベントを開催しています。3階は、映画館『静岡シネ・ギャラリー』。ご来館を心よりお待ちしております。

お問い合わせ先

(劇場直通)

054-250-0283

〒420-0857
静岡県静岡市葵区御幸町11-14

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