映画上映情報 “福”支配人

どうも、シネ・ギャラリーの“福”支配人です。
新年明けましておめでとうございます。
皆様におかれましては、ますます豊かな映画ライフをお送りいただきたいと思います。

昨年は１１月末に掛けて改装工事を行い、無事にリニューアル・オープンをして
早一ヶ月を過ぎました。新しい劇場はいかがでしょうか？

大手のシネコンさんのように最高スペックの劇場とまではいきませんが、
新型デジタルシネマ設備の導入し、椅子も大きく(間隔も広く)なり、
以前の劇場に比べたら、ずっと鑑賞環境はよくなったと思います。

さて、静岡県浜松市で制作された『楽隊のうさぎ』はもうご覧いただけましたでしょうか？
J・トルナトーレ監督最新の話題作『鑑定士と顔のない依頼人』も12013年の映画見納め、
または2014新年一発目の作品にはぴったりの傑作だと思いましたが、
“福”支配人としては、やはり『楽隊のうさぎ』をおすすめしたいです。
どちらも１月１０日（金）までの公開です。


と、言うのも主人公・克久役の川崎航星君はいままで“普通”の中学生だったというのに、
(市内在住ということで)年末にかけて取材やキャンペーンなど本当に頑張ってくれました。
“福”支配人は、克久というキャラを飛び越えて川崎君への親近感がぐっと湧きました。

大人たちのカメラに囲まれて、きっと緊張したことだと思いますが、彼独特の
大人しそうに見える顔立ちの奥で光る目の輝きというか、なかなかの根性に驚かされました。
(そういう意味でも、川崎くんは劇中の克久と非常に重なる部分があると思います)
特に、(ご覧になった方もいるかと思いますが)NHKの生出演の際は、立派すぎて圧巻。

成長した彼の姿に涙するエグゼクティヴ・プロデューサーを尻目に、微笑ましい様子で
見ている川崎君のお母さんの顔も、“福”支配人は忘れることができません。
                         (クリックで拡大します)
劇中では両親を鈴木砂羽さんと井浦新さんが演じていて、克久の頑張りを陰ながら支えています。
もしかしたら『楽隊のうさぎ』は、現役で吹奏楽に所属している学生たちだけにではなく、
１０代の子供をもつ親御さんたちに見てもらうのにピッタリなのではないでしょか？

キャンペーンで来てくれた鈴木卓爾監督は頻繁に「キラキラしたものを撮りたいと…」と
繰り返していましたが、本当にこの映画は「キラキラしたもの」で溢れてると思います。

素直になれずブツブツしか話さなくても、顔がニキビでブツブツしてても、
映画の中の子供たちも、現実世界の子供たちも「キラキラ」してるんですね。

“福”支配人も(おかげさまで？)２児の父親ですが、彼らが中学生くらいになる１０年後くらいに
もう一度見たいと思います。そして、子どもにエールを送りたい(でしゃばらないくらいで…)。

キラキラした映画『楽隊のうさぎ』はあと１週間の公開です。ぜひ、ご覧下さい。