eしずおかイベント情報

静岡市葵区御幸町にある、文化施設のサールナートホールです。 三階には、静岡シネ・ギャラリーも併設しています。 いろいろな催し物、映画を上映しています。

とらじ

最高の出会い

皆様はじめましてface01この度初めてブログに登場させていただく、とらじです。
どうぞよろしくお願いいたしますface17
9月に入り、朝晩はだいぶ涼しくなってきましたね。日中の強い日差しの中にもどことなく秋の気配を感じます。
私は秋になるとなんとも言えない寂しさや人恋しさを感じてしまうのですが、皆様はいかがでしょうか?
今回ご紹介させていただくのはそんな季節にぴったりな、最高に心が温まる「最強のふたり」。
題名だけを見たときは、ものすごく強いか、ものすごく頭の切れる特殊な能力を持ったふたりが登場するような映画なのかと想像しましたが違いました。
ふたりのうち一人は、事故で全身麻痺となり車椅子生活を送る大金持ちフィリップ。
そしてもう一人は事件を起こし出所して間もない、スラムで生活する大家族の長男ドリス。
特殊な能力を持っているわけではないし、どちらかというと社会の中では弱い立場とされる境遇のふたりだけれど、ふたりには何にも勝る、人間的魅力があるのです。
フィリップは、失業手当て欲しさに介護面接にやってきて、開口一番「不採用にしろ」と言い放つ黒人青年ドリスに興味を持ち採用する。その時の、いかにも面白そうにドリスを見つめるフィリップの表情がすごくいい。わくわくしているような、いたずらをたくらんでいる少年のような目。他の面接者と違い、上辺を取り繕わない正直なドリスへの期待がすごく伝わってくる。
観ている側も、なにか面白そうなことが始まりそうだなという期待が膨らむシーン。
その期待を裏切ることなく、フィリップとドリスのなんとも可笑しく、なんとも温かい日々がこのシーンを皮切りに展開していくー。
そして、最初こそ、粗野で女好き!が前面に出ているドリスだが、すぐにドリスが持つ魅力に引き込まれていく。正直でざっくばらんで愛嬌たっぷり、そしてとっても優しい。
ヒヤヒヤするところもあるが、フィリップを特別扱いせず対等に接するドリス。雇われている身だから対等というのは違う気もするが、散々腫れ物のように扱われてきただろうフィリップにはそれがとても心地よさそうだった。
夜中に具合の悪くなったフィリップを看病するシーンでは、型にはまらずになんとかフィリップを苦しさから開放させようとする献身的な姿に思わずほろりしてしまった。
住む世界も興味の対象も物事の受け止め方もまったく異なるけれど、そんな違いはおかまいなしで、ただただ、相手のもつ魅力に惹かれ、関わっていくうちにいつのまにか太い絆でつながっていたふたり。女優の寺島しのぶさんが『人と人との交流はこんなに素晴らしいものなんだと心が温かくなりました。そんなパートナーが一人でもいたら何も要らないかもしない。』とコメントされていましたが、本当にそうだなと思います。人は誰しも、心底惚れ合える相手に出会えたらそんなに幸せなことはないのかもしれません。それが友人、夫婦、親子、兄弟同士など、誰とであっても幸せなことだと思います。「最強のふたり」が実話がもとになっているという事実に、さらにさらにそんな想いが強くなったのでした。
男性同士の友情にとどまらず、人と人のつながりっていいものだなと感じさせてくれる、笑えて、ホロリとできて、温かくて嬉しい気持ちになれるとっても気持ちの良い映画です!!
シネ・ギャラリーでは9月15日からの公開となります。一人でも多くの方に観ていただき、ほんわか温かい気持ちをお持ち帰りいただけたら嬉しいです。
皆様のご来場を心よりお待ちしておりますface22emoji49


Posted by サールナートホール 静岡シネ・ギャラリー at 14:49

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静岡市葵区御幸町のサールナートホールです。定期的に演奏会、講座などのイベントを開催しています。3階は、映画館『静岡シネ・ギャラリー』。ご来館を心よりお待ちしております。

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