12/14より公開が始まっている『楽隊のうさぎ』
本日10:00の上映後、鈴木卓爾監督と、主演の川崎航星くんの舞台挨拶がありました!
この『楽隊のうさぎ』は、浜松を舞台にある中学校の吹奏楽部と、そこで初めて音楽に触れる少年の物語です。
「授業が終わったら、早く家に帰りたい」と考えている引っ込み思案の中学1年生・奥田克久。
ある日、不思議なうさぎに誘われ、学校で練習時間が一番長い吹奏楽部に入部することに。
迷い悩みながらも、音楽の面白さに夢中になっていく。そして、ついに定期演奏会の日がやってくるー。
この映画に出演している中学生の子供たちはオーディションで選ばれ、演技経験がある子もない子も、楽器演奏が出来る子出来ない子もみんな一緒になって、およそ一年間の撮影に挑んだ、子どもたちのリアルな成長も感じることが出来る作品です

実際、撮影当初は監督よりも背が低かった川崎君、今では監督よりも背が高くなっていました

監督もしみじみと「成長したなぁ・・・」とつぶやいていました
主役の克久役に大抜擢された川崎君、オーディションを受けるきっかけは、おばぁちゃんの勧めだそう。
脇役でも受かったらいいね、と思っていたとのことでしたが、なんと主役に!
決まった後の、キャスト顔合わせの時に、もう一度監督に確認したそうです。
監督曰く、「自分の中の克久のイメージと重なる部分があって、大人の話をきちんと聞いたり、周りをよく見ているところが決め手になった」とのこと。
川崎君は役作りについて「最初は克久は暗いイメージで、そういう風に演じていたけど、監督や原作者の中沢さんと話をするうちに、自分にも克久と近い部分があると思い、だんだんと自然体で演じることが出来ました」と話してくれました。
監督は、子どもたちに演技をさせるようには指導せず、本当にそこで起こっている中学生生活のドラマを撮っているような感じだったそうです。
吹奏楽部の仲間とはとても仲良くなり、撮影自体が校外の部活のように楽しく出来たとのこと。その雰囲気が作品にも良く表れています。
中学生の子どもと大人の境にあるほんの一瞬のキラキラした時間を映画に収めた、奇跡のような映画です。
吹奏楽でなくても、スポーツやクラスで一緒に頑張った経験。そういったものの共通した、何かに夢中になった時に感じる気持ちをギュッと詰め込んだ素敵な映画です。
是非是非多くの方、小さいお子さんから年を重ねた方までご覧いただきたい映画です

あの頃のみずみずしい気持ちがよみがえって、嬉しい気持ちになりますよ
『楽隊のうさぎ』
12/14(土)~12/27(金)①10:00 ②13:35
12/28(土)~1/10(金)①10:00 ②14:00 *1/1①休映