“福”支配人

どうも、“福”支配人です。
昨日に引き続き、「特集：未来を生きる“こども”たちへ」の舞台挨拶レポートです。
１７日(１６日の先行上映を省くと)は特集初日でしたが、残念ながら雲行きが怪しいお天気でした。

映画『さぁ のはらへいこう』の上映には、お子さまとご覧いただける「ファミリー上映」を
設けた日がありますので、この１週間お子様連れのお客様にもお越しいただいています。

１７日は「ファミリー上映」の日ではなかったのですが、この映画の出演者である
青空自主保育なかよし会・相川明子さんと桐野直子監督のトークショーがあったので、
お子様連れのお客様も何組かいらっしゃってくれました。
(中には愛知県からお越しの方もいらっしゃったようです、ありがたいことです)

鎌倉の里山の保全活動をしながら、青空自主保育なかよし会が２５年続いていること、
保育士さんに子育てをまかせっきりにするのではなく、
親が自分の子どもだけでなく他のこどもたちをも自分たちで保育することの大事さ、
近年、ヨーロッパを中心に「森のようちえん」などが注目されて言えることなど、
相川さんから青空自主保育についていろいろなお話を聞くことが出来ました。

監督からはなかよし会を追い掛けて撮影していったいきさつや撮影時のハプニングなど、
また、題材・テーマがよくてもなかなか制作にたどり着けない監督のつらさなども伺いました。
映画を撮るということは、体力的にも精神的にも本当に大変だということがよく分かりました。

撮影している時のエピソードで、監督自身が坂から落ちてしまった時のことを話してくれました。
その時に、山は実は枯れ葉でとても柔らかいことに気付いたいう話は興味深かったです。
(劇中シーン：正直、大人でも怖い斜面です)
「あぶないからやっちゃだめ」とか、つい私たち大人は口出ししてしまいますが、
「(ホントに)危ないとわかったらやらない」と、こどもたちは自分で学んでいくのだということが
長年にわたって自主保育をしてきた相川さんのお話で分かったような気がします。
(劇中シーン)
“福”支配人がこどもの頃より、静岡も田んぼや畑が減ってしまいましたが、
それでも山や川、海が近くにあるということは、こどもを育てる環境として
いいところなのではないかとも思いました。

見終わった後に、「のはらいきたくなる」作品です。
１０/１(土)まで公開中です。是非、ご覧ください。
特集特設ＨＰ・・・http://www.cine-gallery.jp/cinema/event/miraiwoikirukodomotatie/miraiwoikirukodomotatie.html

相川さん、桐野監督、この度は大変お世話になりました。
(映画好きの相川さんは翌日、『うまれる』と『森聞き』を見ていってくれました)