どうも、
シネ・ギャラリーの“福”支配人です。
いろんなメディアでも報道されていますが、
残念なニュースです。
今年の5月『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』の先行上映会で当館にお越しいただいた
若松孝二監督が、先日76歳でお亡くなりになりました。
「次は、
『千年の愉楽』で頼むな」と言って別れた監督に、もう会えないと思うと残念です。

(←当館での舞台挨拶の様子)
若松監督は自ら名古屋の
シネマスコーレという映画館を経営されていたので、
当館のような独立興行館やミニシアターのことをいつも大事に思っていてくれた
優しい監督でした。
結構気分屋なところもあって、ある日、急に電話が掛かってきて、
「○月○日に静岡行くからよろしく」という感じでキャンペーンが決まったりしたのですが、
その“突然の電話”がもう来ないと思うと、“福”支配人はとても寂しいです。
「写真好きなだけ撮っていいよ」という、あのサービス精神旺盛な舞台挨拶ももう叶いません。

(←今年5月『海燕ホテルブルー』の舞台挨拶)
先日、“福”支配人は静岡新聞さんの取材を受け、若松監督との思い出を話しましたが、
「“副”支配人よ、お客さんが劇場埋めてくれるってのは嬉しいもんだろう?」
…と聞いてきた監督自身が誰よりも嬉しそうだったことを思い出します。
(強面サングラスの向こうには、ものすごく可愛いつぶらな瞳がニッコリと…)
今回の『千年の愉楽』がベネチアに招待されたことで、
若松監督の作品はここ4年で
世界三大映画祭すべてで上映されたことになります。
50年以上の映画人生で今が最も勢い付いていると言っても過言ではなかったかもしれません。
今年1月にギリシャ人の巨匠テオ・アンゲロプロス(偶然にも若松監督と同じ76歳)が、
そして、今年5月には新藤兼人監督(100歳)も亡くなってしまいました。
少なくとも世界的な映画監督が今年3人も亡くなってしまいましたが、
映画と映画館はこれからも生きていかなくてはなりませんし、監督らもそれを願っているはずです。
実は、つい先日まで来年の春に公開予定の
『千年の愉楽』の先行試写会を行おうと
監督と連絡を取り合っていたところでした。監督が来静されることは叶わなくなってしまいましたが、
なんとか若松監督の遺作となってしまった
『千年の愉楽』を多くのお客様に見てもらえるように
頑張りたいと思います(まだ正式なリリースはできませんが、決まり次第ご報告します)。
若松監督、本当にありがとうございました。
【静岡シネ・ギャラリー訪問記録】
・2008年5月10日
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』公開初日舞台挨拶
一緒にお越しいただいた俳優さん:地曳 豪さん(森 恒夫役)、並木愛枝さん(永田 洋子役)
・2010年7月12日
『キャタピラー』先行上映
寺島しのぶさんがベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した直後の舞台挨拶
・2012年5月12日
『海燕ホテルブルー』公開初日舞台挨拶
『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』先行上映
一緒にお越しいただいた俳優さん:井浦新さん 地曳 豪さん 片山 瞳さん